鶴見区災害ボランティアネットワーク
令和元年10月9日鶴見臨海フェスティバルに出展しました。
災ボラって?
災害発生後に被災地での生活や復興支援の為に、自主的に能力や労力、金銭等を提供し、活動する個人及び団体を災害ボランティアと言います。 具体的には下記のような活動を行います。
(こうした一般的なボランティアの他に、医師や手話通訳、介助等専門的技術を要する活動もあります)
- 被災地救援(個別の要望への対応や安否確認等)
- 復興支援(仮設住宅への引越しやふれあい訪問等)
- 後方支援(救援物資の調達や仕分け・募金活動等)
こういった活動のきっかけは平成7年1月の阪神淡路大震災。
当時は、全国から集まってきたボランティアをコーディネートする機関がなく、それぞれが統一的な活動ができなかったことから、 全国的に災害時におけるボランティアコーディネートが必要が訴えられました。
そこで、横浜においても災害ボランティアネットワーク活動が実施されるようになりました。
鶴見区災害ボランティアネットワークって?
鶴見区災害ボランティアネットワークは、阪神淡路大震災の教訓をもとに、平成14年4月17日に設立しました。(会長:河西英彦氏/事務局:鶴見区社会福祉協議会)
現在では災害時のボランティアは大きく着目され、地震や水害といった様々な災害にも多くのボランティアが駆けつけています。
鶴見区災害ボランティアネットワークでは、こうしたボランティアの受入、被災地からの要望とスムーズに結びつけていけるよう訓練を行っています。
平成14年度には、鶴見区の防災組織の中に「ボランティア班」が設置されました。
今後は、区内の地域防災訓練への参加の他、災害に備えたネットワーク作り、ボランティアをまとめるコーディネータの育成、 鶴見区全体への防災意識の醸成などの地道な活動を行っていくことを目指しています。
活動内容
鶴見区災害ボランティアネットワーク委員会では、区内で活動する様々な団体で構成されており、 毎月、それぞれの団体の代表が集まってミーティングを開いています。
また、鶴見区の防災訓練に参加し、災害ボランティアセンターのシミュレーションを実施するなど、地域への啓発活動も行います。
災害時
災害発生時に、災害ボランティアセンターを立上げ、鶴見区内外のボランティアの協力のもとに、被災地の救援、復興支援を行います。
- ボランティア受入と被災地からの依頼の調整
- 被災情報や生活情報の収集と発信
平常時
- ボランティア個人及び団体間の交流と情報交換
原則、毎月第4水曜日の18時から運営委員会の開催 - 災害時の効果的なプログラムの開発
マニュアルの作成、区外災ボラとの交流 - その他
防災意識の啓発(講演会、防災訓練への参加)、被災地の救援活動への参加
活動報告・計画
災害ボランティアセンター訓練
【1】鶴見区災害ボランティア訓練
- 実施日
- 平成26年9月7日(日)9時~12時
- 場所
- 平安小学校、鶴見小学校、鶴見中学校、豊岡小学校、矢向小学校(新鶴見小、矢向中と合同)の防災拠点
- 参加者
- 19名
- 内容
- 地域防災拠点訓練との無線機訓練
区社協屋上を本部として5つの防災拠点と無線機でのニーズ発信訓練を実施しました。
【1】新鶴見小防災拠点災害ボランティア訓練
- 実施日
- 平成25年3月2日(日)9時~13時
- 場所
- 新鶴見小防災拠点
- 参加者
- 59名
- 内容
- 災害時のボランティアセンターシミュレーション(センター立ち上げ・コーディネート)
新鶴見小防災拠点を災害ボランティアセンターとしたボランティアの受付・派遣を実施。
【1】鶴見区災害ボランティア訓練
- 実施日
- 平成24年9月2日(日)9時~13時
- 場所
- 生麦地域ケアプラザ
- 参加者
- 24名
- 内容
- 地域防災拠点訓練との無線機訓練
生麦地域ケアプラザを本部として3つの防災拠点と無線機でのニーズ発信訓練を実施しました。
【1】鶴見区災害ボランティア訓練
- 実施日
- 平成23年9月4日
- 場所
- 平安町会館・平安小学校
- 参加者
- 33名
- 内容
- 災害時のボランティアセンターシミュレーション(センター立ち上げ・コーディネート)
平安町会館を災害ボランティアセンターとしたボランティアの受付・派遣を実施。
【1】鶴見区災害ボランティア訓練
- 実施日
- 平成20年9月7日
- 場所
- 潮田小学校・潮田公園・潮田コミュニティハウス
- 参加者
- 60名
- 内容
- 災害ボラセンのシミュレーションと、要援護者の救援
潮田公園で、初の野外ボラセンを立ち上げ、ボランティアを派遣しました。地元の民生委員さんとボランティアとで高齢者の救援を行い、潮田小学校までの避難をお手伝いしました。
また、体育館での要援護者救援のパフォーマンスでは、初めて知的障害について取り上げ、 コミュニケーションボードなどについてPRしました。
【2】鶴見区協働災害ボランティア訓練
- 実施日
- 平成21年1月15日
- 場所
- 鶴見区役所1階区民ホール
- 参加者
- 178名(地域防災拠点83名・区役所職員86名・その他9名)
- 内容
- 災害ボラセンのシミュレーション
平成19年度に引き続き、「駆けつけたボランティア役として活動に送り出される体験」「地域防災拠点よりボランティア依頼を発信する体験」を行いました。
【3】「外国人のためのつるみ暮らしガイダンス」防災訓練への参加
- 実施日
- 平成21年3月29日
- 場所
- 平安小学校
- 参加者
- 40名
- 内容
- 外国人を対象に要援護者支援のパフォーマンス・障がい者のための消火訓練
鶴見区役所と平安町で外国人のために行った防災訓練で、要援護者支援のパフォーマンスを行いました。
また、グラウンドの一部をお借りして、障がいのある方のために、投てき用の消火器具を使った消火訓練を行いました。
【1】鶴見区災害ボランティア訓練
- 実施日
- 平成19年9月2日
- 場所
- 平安小学校・平安町会館
- 参加者
- 70名
- 内容
- 災害時のボランティアセンターシミュレーション(センター立ち上げ・コーディネート)
平安町会館を災害ボランティアセンターとしたボランティアの受付・派遣を実施。
平成19年度は「災害時要援護者」の支援をテーマに、乳幼児親子・障害児親子・高齢者の皆さんにも ご協力いただきました。
【2】鶴見区協働災ボラ訓練
- 実施日
- 平成20年1月17日
- 場所
- 鶴見区役所1階 区民ホール
- 参加者
- 208名(地域防災拠点80名・区役所職員104名・その他24名)
- 内容
- 災害時のボランティアセンターシミュレーション(センター立ち上げ・コーディネート)
大地震により災害ボランティアセンターを区民ホールに立ち上げたという想定で訓練を行いました。
平成18年度までのように、全国から駆けつけたボランティアとしての体験に加え、 地域防災拠点からのボランティアニーズの発信という体験を新たに行いました。
【1】鶴見区災害ボランティア訓練
- 実施日
- 平成18年9月3日
- 場所
- 平安小学校・平安町会館
- 参加者
- 89名
- 内容
- 災害時のボランティアセンターシミュレーション(センター立ち上げ・コーディネート))
平安町会館を災害ボランティア本部とし、ボランティアを受け入れ、平安小学校へ送り出しました。
平安小学校では、救命救急、聴覚障害者支援、視覚障害者支援、高齢障害者支援、国際支援担当に分かれて活動しました。
【2】鶴見区協働災ボラ訓~区役所・防災拠点ボランティア班・鶴見災ボラ・鶴見区社協との協働で~
- 実施日
- 平成19年1月19日
- 場所
- 鶴見区役所1階 区民ホール
- 参加者
- 217名
- 内容
- 災害時のボランティアセンターシミュレーション(センター立ち上げ・コーディネート)
震度6弱の地震により、一部にライフライン被害、家屋の倒壊や火災が発生。 鶴見区災害対策本部を区役所5階総務課に、 災害ボランティアセンターを区民ホールに緊急設置との想定にて訓練を行いました。
- 新規受付(全国から集まったボランティアの最初の受付。ボランティア登録をする。)
- 当日受付(その日の活動希望者の受付所。氏名を書きポストイットを受け取る。)
- 名札作成(名前を記入してもらい、目立つところに貼り付けてもらう。)
- ボランティア受け入れ・送り出し(ボランティアに対しニーズの説明や注意事項を説明)
- フォロー担当(送り出し担当と連携し、ボランティアの無事帰着や継続ニーズを確認。)
【1】鶴見区災害ボランティア訓練
- 実施日
- 平成17年9月4日
- 場所
- 平安小学校・平安町会館
- 内容
- 災害時のボランティアセンターシミュレーション(センター立ち上げ・コーディネート)
午前9時東京湾内を震源とするマグニチュード6.5の直下型地震が発生(鶴見では震度6強)し、 鶴見区災害対策本部が設置。鶴見区災ボラ本部が立ち上がり(平安町会館)、 受付・救援を開始との想定でシミュレーション。地域防災拠点(平安小)では物資の受け入れ、炊き出し等を実施しました。
【2】鶴見区協働災ボラ訓練~区役所・防災拠点ボランティア班・鶴見災ボラ・鶴見区社協との協働で~
- 実施日
- 平成18年1月20日
- 場所
- 鶴見区役所1階 区民ホール
- 参加者
- 174名(ボランティア登録人数)
- 内容
- 災害時のボランティアセンターシミュレーション(センター立ち上げ・コーディネート)
もしも!!の災害に備えて~鶴見区役所 自治連合会(防災拠点運営委員会)との合同防災訓練~
- 実施日
- 平成16年9月7日
- 場所
- 鶴見区役所・区内3地域防災拠点(末吉小 下野谷小 岸谷小)
- 参加者
- 6,300名(防災訓練への参加者数)
- 鶴見区災害対策本部、ボランティア班(鶴見区役所に設置)
- 3ヶ所の地域防災拠点訓練に参加し、レスキュー・聴覚障害者支援・高齢者/障害者支援・国際支援の4チームに分かれ、 ボランティア派遣訓練 の様子をパフォーマンス、会場からは拍手や歓声がわきました。
初の手話ボランティア参加で、鶴見区の防災訓練実施!~鶴見区災ボラとしての初仕事~
- 実施日
- 平成15年9月1日
- 場所
- 平安小学校
- 内容
- 防災訓練(大和町・富士見町・菅沢町・平安町1~2・栄町3~4・鶴見グランドハイツと合同)
- 参加者
- 約150人
マグニチュード7.5震度7強の地震発生後1~2日という状況設定にて訓練開始。
避難所で今回初めて聴覚障害者支援のパフォーマンスを行ったのは、鶴見区の手話サークルのみなさんと鶴見区の聴覚障害者のみなさん。
聴覚障害者が健聴者と違うのは「耳からの情報がまったくないこと」と「声が出せないこと」。 阪神・淡路大震災の時、情報の遅れや声が出せないために発見が遅れ亡くなった聴覚障害者はたくさんいました。
鶴見ではそういうことのないように、という願いを込めてのパフォーマンスでした。
入会・会則・構成メンバー
会員になるには?
鶴見区災害ボランティアネットワークは、災ボラに関心のある個人、及び団体によって構成されています。
ご興味のある方は、鶴見区社協までご連絡下さい。運営委員会の見学もどうぞ。
- 入会の前に会則に目を通すことをおすすめします。
年会費
個人会員:1,000円/年
団体会員:2,000円/年
現在の構成メンバー
- 市場地区社会福祉協議会
- 平安町福祉賛助会
- ヘルパーステーションあしほ
- サークル鶴の恩返し
- 鶴見区障害児者団体連合会
- こんにちは・国際交流の会
- 日本語教室 なかま
- 横浜市寺尾地区センター
- 横浜市潮田地域ケアプラザ
- 横浜市寺尾地域ケアプラザ
- 横浜市鶴見市場地域ケアプラザ
- 横浜市鶴見中央地域ケアプラザ
- 横浜市東寺尾地域ケアプラザ
- 横浜市駒岡地域ケアプラザ
- 横浜市矢向地域ケアプラザ
- 横浜市生麦地域ケアプラザ
- 横浜市馬場地域ケアプラザ
- 鶴見市場コミュニティハウス
- 鶴見大学
- 個人会員
- 鶴見区役所
- 鶴見区社会福祉協議会
リンク
鶴見区災害ボランティアネットワーク
事務局 横浜市鶴見区社会福祉協議会
- 電話
- 045-504-5619
- FAX
- 045-504-5616
代表 河西英彦
- 電話
- 045-521-5931
- FAX
- 045-521-7150
- h-kasai@me.point.ne.jp